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特集

2005年新登場・・・ILQベアリング


2005/03/18

  左:ILQ7  右:ABEC7
従来インラインベアリングの性能指標としてABEC(エーベック)が主流でした。 2005年より新たに別の指標としてILQが加わりました。 どちらの指標も1,3,5,7,9と数字が大きいほど中のボールの表面の精度が高く、より回転性能が高いことを示しています。

インライン用としてのベアリング自体の規格は従来同様に共通で互換性があります。 ABEC、ILQ は性能の違いを示すもので規格は全く同じです。
インライン用のベアリングとしては、 通常ベアリング(608)とマイクロベアリング(688)の2種類の大きさがあります。

マイクロベアリング(688)はマイクロベアリング用ウィールを、 通常ベアリング(608)は通常タイプのウィールを装着していただければ、共通規格でどれでも互換性がありますのでブランドに関係なくご使用が可能です。

またインライン用ウィールについてもベアリング同様共通規格ですので、スケートのブランドを問わず、ご使用いただけます。
スケートによって装着可能なウィールの大きさ(MAX 80mmなど)が異なりますので、その点のみご注意ください。


ILQベアリング


TWINCAM社ILQベアリング
ILQベアリングの特徴としては、内部のボールに熱膨張率の低いスチール素材を使用しています。
スケート時の高回転によって起きるボールの熱膨張を防ぎ耐久性が向上されました。

 
ILQ9分解後の各パーツ
ILQ9:ボールの数が6個
ABEC7:ボールの数が7個

中でもILQ9は、今までのベアリングの内部のボールは7個が一般的でしたがこちらは6個となっています。 ボール間の隙間が増えたことでオイル溜まりが増え、潤滑油がたっぷり入る内部構造になりました。 これにより長時間連続で使用しても潤滑油も多く滑らかで、ボールの変形も起こりにくく高性能が持続されます。 同時にボールやリテーナーへの負担も軽減され耐久性も更に高くなっております。 2005年NEWモデルスケートに各ブランドより標準装備されていることからも、その高性能が伺えます。


一般的なグリスベアリングの場合


1. 針やピンの先を使います。

4. 内部をのぞいた状態です。
2. Cリングを取り外します。

5. ボールが金属リテーナーで
支えられグリスが充てんさ
れています。
3. シールドを外します。






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